
年齢を重ねてゆくと、若い頃とは異なり、どうしてももの忘れの頻度が上がりがちになります。
60代も後半になるという年齢で、最近もの忘れが多いな、と感じるとついアルツハイマーなどの認知症のはじまりではないかと心配になる人も多いかも知れませんが、もの忘れと認知症は必ずしも関わりがあるとは限りません。
もの忘れは脳の神経細胞が減少してゆくことで起こるのですが、これはいわば老化現象の一つで、誰にでも起こりうる状態です。
一方でアルツハイマーをはじめとしたいろいろな認知症は、老化現象という自然な身体の衰えではなく、脳の疾患による病気です。
ではもの忘れと認知症の、はっきりとした違いとはどのようなものなのでしょう。
まず、老化によるもの忘れと認知症の一番の違いは、本人の自覚があるかどうかです。
「最近もの忘れが多いな」という自覚がはっきりあれば、それは老化現象ですが、周りに指摘されるまで、もしくは指摘されてもあまりよくわからない、という場合は認知症の兆しかもしれません。
さらに老化によるもの忘れというのは、記憶にのみ障害が出るものです。人の名前がなかなか思い出せなくなったり、いわゆるど忘れが続く、といったことはあるものの、認知症のように物事の判断がつかなかったり、精神的不安定になったりと言うことはなく、日常生活に明らかに支障を来すということはありません。
またもし、なくしものをしてしまったり、どこへしまったか忘れてしまった、と言うような場合でも、自分で探す努力をしますが、認知症の場合は「誰かが盗ったに違いない」というようなことを言い出したり、時折作り話やその場限りの話をし出すようになることもあります。
もの忘れの場合はまた、あまり急激にひどくなるということはありませんが、認知症は進行性の病気ですので、放っておくと、症状はどんどんすすみ、次第に感覚認識や判断障害、実行機能の障害が目立つようになってきます。
認知症とアルツハイマーでは、認知症とアルツハイマーについて解説しています。ぜひ参考にしてください。
認知症はアルツハイマー型以外にもタイプがありますが、脳の変性、つまり脳の神経細胞が減少してゆく原因不・・・・

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